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介護老人保健施設いっぷく2番館
リハビリテーション課係長

作業療法士 山下修平

作業療法士 山下係長

医療法人社団しただを志望した動機を教えてください。

大学時代の実習で「介護老人保健施設いっぷく」へお世話になり、その際に「介護老人保健施設いっぷく2番館」のオープニングスタッフとしてお誘いを受けました。実習の際の雰囲気がよかったのでお誘いに乗りました。

日々のお仕事のなかで、どのようなことを心がけていますか。

ご利用者の声をとにかく真摯に聞くことでしょうか。リハビリテーションはご利用者とマンツーマンになります。そのうえでご利用者のお話を真摯に聞くことはそのご利用者にもそして今後の同じような悩みをもたれたご利用者にもフィードバックできるので。
また、ご利用者とマンツーマンという面において、手技以外に「接遇」も重要だと思います。勤務時間以外でも休日に行く様々なお店での「接客」がとても参考になりました。
大型店から個人商店まで、自分がその接客を受けて気持ちが良ければ取り入れる。もちろん悪い印象を受けるお店もありまして、それは反面教師として参考にする。
いい接遇を取り入れて、それを実践すると、もちろんご利用者からの反応も変わってくるし、なにより自分が気持ち良く働いていることに気が付きました。

介護老人保健施設いっぷく2番館、リハビリ職のマネージャーとして
心がけていることはありますか。

スタッフ同士、お互いに相談しやすい雰囲気を作るよう心がけています。私たちは様々な身体的な悩みをお持ちのご利用者の相手をさせて頂いております。おひとりおひとり違う症状なので、画一的な対応ができません。そうなると専門職の私たちも対応が難しい場面に直面することが多々あります。そのような状況の中、スタッフが一人で問題を抱え込むことはご利用者にも一つもいいことがない。スタッフが悩んでいるようであれば話を聞き、その悩みに一番詳しいスタッフと相談できるよう調整する。そして、その経過は必ず追うというところでしょうか。
それから、スタッフの疲労などはご利用者にもよくない形で伝わってしまうと思うのです。そして肉体的な疲労であれば多少のことは頑張れると思うのですが精神的な疲労がその人にかかると良い結果は出せないと思います。また、仕事とプライベートは切り離したくてもつながっています。そのスタッフの置かれている状況や性格に合わせてこまめにコミュニケーションをとっています。そうすると私が溜め込むものが多くなるのですが(笑)。でも、それでスタッフが元気になれればご利用者にも良い結果になりますので。

新人の頃の失敗談、あれば教えてください。

新人の頃、「忙しくしてしまった」ということがあります。ご利用者はほとんどが高齢者。その中には「ゆっくり過ごしたい」という方も多くいらっしゃるわけです。その気持ちに気が付かず温度差を生じさせてしまった。おひとりおひとりの気持ちに寄り添い、リハビリ職員だからできる対応というものをすればよかったと今となれば思います。

今までのお仕事の中で印象深い出来事があれば教えてください。

4~5年ほど病院生活をされ、ご自身で起きることができず、車いすへの乗り移りも介助が必要という方が入所されました。その方が、もちろんご本人の努力もあり、積極的にリハビリに取り組んでいただいた結果なのですが、自力で起き、車いすへの乗り移りができるようになり、約4か月でご自宅に戻られました。食べたかった「カニ」を食べた!という方がおられます。そんな方が時々ではあるけれどいらっしゃいます。当然うれしいですよね!

お仕事を進めていく上でのモットー、
座右の銘などありましたら教えてください。

自分に関わるスタッフやご利用者が穏やかにいられるように、まず自分が穏やかになるということです。周りのスタッフがいろんなことを言いやすい風通しが良い環境にするためにも自分が穏やかになる。自分が落ち込んでいたり、怒っていたりしていたら周りにもいいことは一つもないですし。
そんな雰囲気を作ればご利用者からの要望も聞きやすくなります。幸いなことに実際たくさん要望が寄せられています。医療系施設に要望を出すことは世間一般ではとても少ないらしいのです。一般企業の1/3と聞いたことがあります。そんな中でご利用者から要望を寄せて頂く雰囲気を出せているということはいい方向に向かっているのではないかと思います。

残業、ありますか。

月末等に何日かすることはあります。普段は早めに帰るようにしています。