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かもしか病院

介護士長 新飯田洸

名前名前名前名前

医療法人社団しただ を志望した動機を教えてください

就職活動を始めた頃はどこの施設が魅力的かなどあまりわからなかったので、深い理由はあまりなかったです。ただ、その当時かもしか病院はオープンしたばかりだったので、自分自身も新しいことを一緒に始められるのではないかと思いました。また、一番の決め手だったと覚えているのは求人票に記載されていた勤務時間についてです。非常に単純明快でした。
他の多くの施設は勤務時間が複雑で大変そうなイメージがあり、複雑な変則勤務で仕事を続けていくのは、長い目で見たら身体的にも精神的にも負担が大きいなと思っていたからです。

今、かもしか病院に勤務されていますが、シフトや勤務的なことについてどのようにお考えですか

基本的に新人職員には先輩職員がマンツーマンで付き、一日の業務を指導しながら一緒に行っています。 一人で業務を行うようになっても大変な時は「お互い様」の気持ちでベテランや新人・職種など関係なく、フォローしあいながら一日の業務にあたっているので働きやすい環境かなと思っています。
シフトについてですが、知人の勤務している他の法人や施設では、会議や行事などがあれば休日でも出勤しなければならないという話をよく耳にします。
かもしか病院ではシフトが合わなくて勤務都合上、会議に出られない場合は休んでもらっています。 休みの日はきちんと休む、それって当たり前のことですよね。かもしか病院のシフトは仕事とプライベートがしっかりと分けられていると思います。

日々のお仕事の中であなたが気づき、サービスや業務を改善させたものはありますか

サービスや業務の改善は他の職員に協力をしてもらって初めてできることなので、自分一人が「ここ、変えました!」「私がやりました!」と言うのはないですし、違う気がします。
ただ、利用者目線で良いと思ったことが、実現するためにはどうすればよいかは常に考えています。
近年の取り組みとして、医療病棟では入浴と全身清拭が週1回ずつとなっていますが、夏場などは汗をかきやすく、週に1回の入浴では満足できない利用者も多いので、職員の余裕があれば入浴回数を増やしたりする試みを行いました。
また、入院生活は娯楽が少なく生活が単調になりがちです。ほんの些細なことでも非日常につながります。毎月担当職員を決めて楽しみながら身体を動かせるレクリエーションを行ったり、病院の壁を季節ごとに飾りつけたり視覚的にも楽しんでもらうことができるようにしました。

今までのお仕事の中で印象深い出来事があれば教えてください

在日外国人の就労支援を行っている三条市内の会社からの依頼で、地域の外国人向けのヘルパー講習の講師を他の介護士長と協力して行ったことです。私達が専門職として当たり前のようにできることを人に教える。それも相手は初心者で尚且つ外国の方々。私たちがケアをする中で当然として考え行っていることを、「なぜ行うのか?」「行わないとどうなってしまうのか?」というところから改めて掘り下げ考えなければ、人に教えることはできないと思いました。
そして、相手にわかりやすく伝えるためにはどうすれば良いのかを考えるのが一番大変でした。日本人の新人でも専門用語を使ってしまうと伝わらないことが多いのに、相手が外国人ということでさらに伝わりにくい。どこまで噛み砕いた表現ならば伝わるのだろう、言葉だけでは足りないだろうからジェスチャーも取り入れる必要があるだろうし、さらに出身国によって気質が違うかもしれないと不安は多くありました。講習会を受講して下さった外国人の方は中国、ブラジル、フィリピンの方々がいたのですが、実際に講習をしてみると非常に積極的な方が多くて最初にあった不安がかき消されるくらいにあっという間に時間が過ぎました。
この講習会を行うために作成した資料は今でも新人職員研修で使用しています。介護職として入ってくる方はほぼ無資格未経験からのスタートという場合が多いので、その時の経験は役に立っていると思います。

お仕事を進めていく上でのモットー、座右の銘などありましたら教えてください。

南アフリカの政治家、ネルソン・マンデラの言葉で「何事も成功するまでは不可能に思えるものである。」というのがあります。さっき調べたんですけど(笑)何かを変えるのってすごく面倒だし、正直嫌ですよね。今までやっていたことを変えるためには、当然手順や段取りを変えていかなければならない。できない理由を並べるのはすごく簡単だけど、職員目線を優先するのではなく入院されている利用者の立場に立って言っていく。最初はスタッフも難色を示すこともありますが「まずはやってみよう!」と。やり始めることによって職員一人一人が出来るためにはどうすればよいかを考え修正していく。もちろん、自分が考える「やりたいこと」と、職員が「出来ること」の折り合いも大事ですけど。
きっかけを作ることで出来ないと思っていたことも当たり前のように出来るようになることがいっぱいあるんです。
入院されている方へのアプローチに関してもそれが言えると思います。高齢者医療施設ということで、入院されている方の多くは様々な病気や喪失体験で意欲事態が失われていることが多いです。
ですが、最初に少しの意欲を引き出してあげれば、できることはたくさんあるのです。例えば、自分で食事ができない全介助の人でも最初の一口を自分で食べられるようになれば、一口また一口と増えていき全介助から一部介助になり、最終的には自分で食べることができるようになります。
最近では寝たきり全介助状態で経管栄養だった方が、最初はヨーグルトを食べたというところから始まり、今ではご自分で車椅子に移って食堂でご飯を食べ、昼間はトイレに行けるまでになりました。
不可能だと思っていても小さな成功体験が集まればいつの間にか当たり前になって振り返れば大きなものになると思います。

残業、ありますか。

基本的には業務時間内で仕事が終わるように協力し合いながらやっています。職員が業務として残って仕事をしてもらうときはしっかりと時間外届を出してもらいます。サービス残業のような職員が業務で残らなければいけないのに、こちらが知らないふりするようなことはないです。
定時からしばらくすると職員駐車場から車はほとんどなくなります。